【ニュース】クリスマスは「にぎやか」 ベナン共和国大使 ゾマホン・ルフィンさん (カトリック新聞より)
突然の投稿再開ですが・・・
カトリック新聞で、もっとたくさんの人に読んでほしい記事を見つけたので、拡散しちゃいます。
クリスマスは「にぎやか」 ベナン共和国大使 ゾマホン・ルフィンさん
http://www.cwjpn.com/cwjpn/article/index.htm
「クリスマスは田舎でも大きな町でもにぎやかでした。1970年代、私の田舎は電気がなかったので、ランプを持って、お祝いの歌を歌ったり踊ったり、家々を訪ねたり。子どもたちは(お年玉のように)お金をもらった。街はとてもきれいで、クリスマスの他に面白いイベントはなかった」
駐日ベナン共和国大使のゾマホン・D・C・ルフィンさんは、子どものころのクリスマスを振り返る。フランスの植民地だった西アフリカのベナンは、国民の20パーセント以上がキリスト教徒だ。 テレビでおなじみのゾマホンさんもカトリック信者。昨年12月、ベナンの閣議で駐日特命全権大使に決まった。大使になってもベナンに小学校などをつくる活動を続けている。
2004年にはNPO(特定非営利活動)法人「IFE(イフェ)」を立ち上げた。イフェとはベナンの言葉で「愛」や「分かち合い」を意味する。同国の識字率を上げ、日本とアフリカの「架け橋」になることなどを目的にしている。
「信仰が基礎」
「信仰はね、毎日ミサに行って『アーメン、アレルヤ』だけじゃないよ。聖書にもあるように、信仰は毎日の動きだよ」
子どものころから苦学した。ベナンの大学を卒業し、国費留学生として中国・北京で学んだ。そこで知り合った日本人の友人の助けで来日したが、極貧の生活。睡眠不足からアルバイト先で作業中に左手の指を切断してしまった。
それでも1996年からイエズス会が母体の上智大学(東京)で学ぶようになった。2年後テレビ出演。評判になり、本も出した。その印税や講演会の謝礼などを「確定申告」した後にベナンの識字率向上のためにつぎ込んできた。
「たくさん稼いだよ。でもマンションも買わない。ベナンの人はきれいな水も飲めないんだから、信者だったら何かしないと。口だけじゃだめ。銀座でおいしいさしみを食べるよりいいでしょ」
資源のない日本が先進国になったのは教育の成果だと考えている。いままでに小学校が6校できた。タレントの北野武さんや所ジョージさんなども協力している。
「私は日本の社会や上智大学の理念に影響された。でもカトリックの信仰が私の基礎」とゾマホンさんは力説する。
ベナンでは小学校をつくる前にまず井戸を掘る。「IFE」も日本の政府開発援助(ODA)も井戸を掘った。東日本大震災の後、井戸の恩恵を受けた一般の人たちが被災者のために献金した。
「額は少ないけど気持ちだよ、気持ち」とゾマホンさん。「IFE」も被災地を支援した。福島の仮設住宅に暮らす人たちにベナン産シアバター(植物性脂肪の一種)入りのハンドクリームも贈った。
ゾマホンさんは来日して20年近くになるが、「日本のマスコミが流すアフリカの情報は80パーセントがうそ」と言う。アフリカと日本の文化交流などを目的に「たけし日本語学校」をベナンにつくった。
ゾマホンさんは日本の教会関係者ともつながりが深い。ある日、東京で働くコンゴ出身のムケンゲシャイ・マタタ神父(淳心会)が同校を訪問した。
「マタタ神父さんが突然電話を掛けてきて、『ゾマホン、いまどこにいると思う? たけし日本語学校だよ』と言うんです。私に一言ぐらい言ってよと思いましたね。でもうれしかった」
大使館の電話はいつも鳴り続ける。取材中もベナンの児童養護施設で働く修道女から電話があった。子ども100人ほどがいるこの施設には、東京で働くイエズス会の修道士が協力している。
「もうすぐクリスマスだからね。子どもたちにおいしいものプレゼントしないと」
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ゾマホンさん、昔テレビでちょっとだけ見たことがありますが、
カトリック教徒だったとは知りませんでした。
> 「たくさん稼いだよ。でもマンションも買わない。ベナンの人はきれいな水も飲めないんだから、信者だったら何かしないと。口だけじゃだめ。銀座でおいしいさしみを食べるよりいいでしょ」
私もぜひ見習いたいところですが、まずその前にたくさん稼がないとねぇ・・・・('-';;;
なんにせよ、こういう人がもっと増えてほしいですね。
カトリック新聞
http://www.cwjpn.com/cwjpn/index.htm
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